駐車場の鉄筋腐食検査(トロント)

駐車場RCスラブ検査
場所:カナダ、オンタリオ州トロント
構造:RCスラブ
主筋:不明
竣工:不明
検査範囲:スラブ面
●備考
鉄筋コンクリートスラブの上に、アスファルト舗装と防水シートが施工されている。
アスファルト舗装にクラックが幾つか見られた。
アスファルト舗装や防水シートなど、多層となっている構造物の場合、従来方式(例:自然電位法など)では計測不可となりますが、iCAMMは表面被覆(例:塗装、アスファルト舗装、断熱材など)の影響を受けないため、床スラブの上から鉄筋の状態を直接評価することができました。

断面損失解析の一部
結果は、床スラブ表面に確認されたひび割れや膨れの目視観察と良好な相関を示しました。
しかしながら、アスファルト表面のクラック位置と腐食反応の位置には実際の状態を正確に反映しているとは限らないため、予想通り、若干の差異も見られました。
(アスファルト舗装の劣化箇所とその下の防水シート劣化箇所およびコンクリートの劣化箇所はずれている可能性が推測できた。)