iCAMM折り曲げ鉄筋破断検査実験

折り曲げ鉄筋破断検査実験

折り曲げ鉄筋部の模擬体

場所:ACTARISE
構造: 折り曲げ鉄筋部の模擬体
材質:主筋D16・スターラップD10
検査範囲:折り曲げ部の健全・破断箇所
かぶり厚:55~60mm


●備考
発泡スチロールで構造物の模擬体を作成。
主筋の影響も考慮し、折り曲げ部にD16を設置。

橋梁の高欄部をイメージした折り曲げ鉄筋部の模擬体。
スキャン方向は側面下側から折り曲げ部へ向かう側線と、地覆面にて折り曲げ部へ向かう側線の2側線。

模擬体正面

かぶり55~60mmで設定

健全な折り曲げ部

破断のある折り曲げ部

折り曲げ部における主筋の磁界への影響を考慮するため、D16を設置。
かぶり厚は55~60mm程度とした。

下から上へスキャン

折り曲げ部方向へスキャン

スキャン方向

InspecTerra社へスキャン方向などを相談し、測線とスキャン方向を決定。
スキャン終了箇所は構造体の角までとした。

破断なしのデータ

破断ありのデータ

破断「あり」と「なし」で明らかなデータの違いが出ました。
破断なしの折り曲げ部の磁気応答は非常に弱く、破断ありの折り曲げ部では非常に大きな磁気応答が見られました。
この実験により、iCAMMで折り曲げ鉄筋の破断検査も可能であることがわかりました。

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