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iCAMMTMプロモーション動画
iCAMMTMプロモーション (英語)
iCAMMTMの特徴
iCAMMTM Inspection Platform
Infrastructure Condition Assessment Magnetic Method
iCAMMTMは、
目視確認できないコンクリート中の鉄筋や、
塗膜・断熱材下の鋼板の腐食を、
『完全非破壊』で『定量的』に検出します。

コンクリート中の鉄筋腐食調査

鋼板腐食調査
iCAMMTMスキャンおよび解析システムは、強磁性体の磁気特性を利用して、腐食や欠陥の範囲と位置だけでなく、応力分布も特定します。
コンクリートなどの材料は非強磁性であるため、この技術はコンクリート表面下の鉄筋の腐食やクラック・破断の検出、あるいは塗装・断熱材下の配管・タンクなどの劣化箇所・内部欠陥の特定に適用できます。
iCAMMTMの測定原理
最新技術 パッシブ磁気法による非破壊検査
コンクリートのハツリ、散水、加振や電流の印加などは一切不要
地球の磁場を利用して完全非破壊で腐食を検知!

強磁性体は、地球の磁場の影響を受け僅かながら磁化されており、その磁力線は欠陥/腐食などにより断面変化を起こしている箇所では、健全部と比べ乱れます。
また、欠陥/腐食量が大きくなるにつれ磁力線の乱れも大きくなることから、その変化量を解析することで断面損失量を算出推定することができます。
iCAMMTM 高感度スキャナー
1スキャンで16データを取得
断面損失量を正確にマッピング

iCAMMTM高感度スキャナー
iCAMMTMは磁化されている強磁性体の磁気変化を高感度でスキャン、欠陥/腐食量に応じてカラーマッピングすることで、構造物の腐食範囲及び腐食量を同時に可視化することが可能となりました。
iCAMMTMスキャナーには、
・X/Y/Z軸の磁気センサー×3
・バックグラウンドX/Y/Z軸の磁気センサー
・X/Y/Z軸の加速度センサー
・エンコーダー
のセンサーが搭載されており、1側線で合計16ものデータを収録します。
この膨大な量のデータを解析することで、正確な腐食量を算出しています。

タイルの上から

コンクリート構造物

線路検査

船舶の甲板

延長ハンドルで高所の検査

船舶の鋼板壁
コンクリート中の鉄筋腐食調査
コンクリートの上から鉄筋の腐食をスキャン

配筋罫書き上をiCAMMTMでスキャン
鉄筋1本からピンポイントで腐食量と位置を検出
配筋罫書き線をiCAMMTMでスキャンするだけ。
スキャナー走査スピードは1m/分程度。
(設定で2m/分も可能)
高速スキャンなので1日に300m以上の調査が可能。
鉄筋を露出させるためのハツリも、コンクリートを湿潤状態にするための散水も一切不要。
温度・湿度・塩分量やコンクリート表面の汚れなども一切影響を受けません。

コンクリート中の鉄筋腐食スキャン

多層からなるスラブ鉄筋腐食調査
アスファルト舗装+防水シート+コンクリート躯体中の鉄筋腐食調査。
タイル・塗装の上からも調査可能。
最大検出深度は鉄筋径の8~10倍まで可能。
ほとんどの構造物に適用できます。

結果は、床スラブ表面に確認されたひび割れや膨れの目視観察と良好な相関を示しました。
しかしながら、アスファルト表面のクラック位置と腐食反応の位置には実際の状態を正確に反映しているとは限らないため、予想通り、若干の差異も見られました。
(アスファルト舗装の劣化箇所とその下の防水シート劣化箇所およびコンクリートの劣化箇所はずれている可能性が推測できた。)
鋼板腐食調査
断熱材の上から鋼板腐食をスキャン

鋼板上にグリッドラインを設定するだけ走査線上に沿ってiCAMMTMでスキャン
グリッドラインをiCAMMTMでスキャンするだけ。
1側線で80mm幅を一度にスキャン。
1日に30㎡以上の調査が可能。
塗装やサビ除去不要、カプラント不要。
1mmピッチの連続データのため、欠陥部を見逃さず、高精細でデータ取得。

グリッドラインをスキャン

断熱材上からタンクの腐食検査
75mm断熱材+アルミニウム製被覆の下の鋼製タンク調査。
外装被覆の上からスキャンできるため、作業コストを大幅に削減。
断熱材厚は母材板厚の6~8倍まで可能。
スクリーニング検査として十分な効果を発揮します。
多彩な測定モード
調査面の状態で選べる3つのモード

① Distance Mode (距離モード)
検査面にタイヤを接地して走査できる場合に使用します。
後輪タイヤにエンコーダーが内蔵されているため、走査距離と腐食データを同時収集。
通常はこのモードを使用します。
② Time Mode (時間送りモード)
激しい凹凸面や、電柱や小口径パイプなどの検査で使用します。
スキャナーを少し宙に浮かせ、一定速度で走査し、経過時間に応じた腐食データを収集ます。
解析時に走査時間を距離に変換します。



③Hybrid Mode (ハイブリッドモード)
走査路線に平坦面と凹凸面が混在する場合に使用します。
タイヤが回転しているときは距離モード、回転が止まったら自動的に時間送りモードに切り替わります。
iCAMMTM 製品仕様
名称 | 鉄筋・鉄板腐食検知器 |
型番 | iCAMMTM (アイキャム) |
メーカー | InspecTerra Inc. (カナダ) |
検出方式 | 新技術パッシブ磁気法 |
デバイス主構成 | スキャナー、ロガー、ケーブル |
検査対象材質 | 強磁性体 (鉄、ニッケル、他) |
検査対象物例 | 鉄筋・鉄板など |
検出可能深度 ① | 鉄筋・鉄筋径の8~10倍 |
検出可能深度 ② | 鋼板:鋼板厚の6~8倍 |
スキャン速度 | 1~2 m/分程度 |
探査範囲/日 ① | 床・壁:300m又は30㎡ |
探査範囲/日 ② | 天井面:150m又は15㎡ |
点検・校正 | 使用前点検・年1回の校正 |
標準構成品 | スキャナー、データロガー、 ケーブル、SDカード、 収納ケース、延長ハンドル、 取扱説明書 |
最小検出損失量 | 1%断面損失量 |
測定誤差 | 1% (腐食部でのCAL後) |
スキャナー寸法(mm) | W210×L240×H125 |
スキャナー重量 | 770 g |
ケーブル長 | 1.5 m |
データロガー寸法(mm) | W100×L140×H125 |
データロガー重量 | 260 g |
動作温度 | -10℃~ +40℃ |
動作湿度 | 90 %RH 以下 |
電源 | 充電式バッテリー内蔵 |
充電時間 | 8 時間 |
連続動作時間 | 8 時間 |
保護等級 | IP51 相当 |
備考 | 取得したデータは㈱アクタライズを通じてInspecTerra社の専門技術者により解析されます。解析には数日程度必要です。 |