中空スラブ鉄筋腐食調査(甲信越地方 中空スラブ)

場所:甲信越地方
構造:道路橋中空スラブ
鉄筋:D13およびD16
竣工:不明
検査範囲:両側張出部の底面および中空スラブ底面
●備考
“路肩側張出部、中空スラブ部、中分側張出部の各底面にコンクリート剥落箇所あり。
剥落箇所においては、激しい腐食(減肉)が見られる。”
“中空スラブ端部(橋台付近)の鉄筋腐食調査。
各調査エリアでコンクリートの剥落が見られる。

調査エリアの概略図。調査エリアをA~Cの3箇所に分割して鉄筋腐食調査を行った。
調査エリアA 解析結果(路肩側 張出部底面)


調査エリアA 全景
配筋図
床版の先端部にコンクリートの剥落箇所あり。剥落部にて鉄筋の露出を確認。

剥離部及びその近辺で強い腐食反応が見られ、その範囲が可視化されている。
また、A4~A6鉄筋とB1~B3鉄筋の交差部で5~6%程度の腐食反応も見られた。
調査エリアB 解析結果(スラブ中央部底面)

調査エリアB 全景

コンクリート剥落箇所

配筋図

目視通り、剥落箇所で強い腐食反応が見られた他、A14~A17及びB11~B20の交点範囲のような表面に大きな変状はない箇所でも腐食反応が見受けられる。
調査エリアC 解析結果(中分側 張出部底面)

調査エリアC 全景

配筋図

このエリアについても、剥落箇所で強い腐食反応が見られた。その他隅角部にて腐食反応あり。
